砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

人生がつらいので吉岡里帆の話

うう、つらい。何がつらいかというと、ここ1ヶ月ぐらいでケータイとパソコンと車壊した。借金がウン十万ほど増えた形になります。つらい。ほかにも、会社で希望出してた部署に異動できるかと思ったらほかの部署から声がかかって、その上司がいい人だったから了解したものの上司が変わってこれがまた相性の悪そうなタイプで、しかも辞令が出ているのに今いる部署のほかのチームが忙しい(僕は全く関係ない)からって異動できていないという、なんだかよくわからんが愛社精神なるものが消え失せていくようだよパトラッシュ、萩・津和野へ旅に出たいよパトラッシュ、という次第でございます。あとはまあ、その、夏目漱石の『こころ』とか読んだね。ハハハ。

 

前置きが長くなったけれど、今回は吉岡里帆の話です。うちにはテレビがないので「カルテット」ほか出演作を見たわけではないのですが、ネットでどんぎつねのCMを見たり、彼女が出演するラジオを聞いたりはしていたので「なるほど、これがかの吉岡里帆か」「”よしお”なのか”りほ”なのかはっきりしないな」などと思っておったのです。

そんな彼女ですが最近プチ炎上というか、過去のグラビアの仕事について語ったインタビューがちょっと話題になりました。どちらかというとまとめブログが拡散された感じですが、元記事はこちら。

sheishere.jp

まあ、グラビアやりたくなかったって言われるとそれが好きだったファンはがっかりするのはもちろんわかるわけですが、これ、ちゃんと読むとむしろ水着姿よりもぐっとくること言ってるんですよ。

私は水着姿なんて絶対出したくなかったし、両親からも、「本当に結婚するような人にしか見せちゃだめ」という教育を受けてきたから。

はい身持ち堅い。身持ち堅いです。そして親の言うことをちゃんと聞きます。えらいです。経験上、こういう女の子はお父さんにもちゃんとバレンタインにチョコをあげます。三方よしです。素晴らしいですね。

それを、全国区の、ワンコインで買える週刊誌で披露して、1週間後には廃棄処分されて。こんなに脱いでも、翌週には別の女の子のことを見るんだろうなと思うと、自分のその「旬すぎる時間」みたいなものがすごく辛かったです。

はいここ、里帆が気にしてるのは「翌週には別の女の子のことを見てるんだろうな」ってことなんですよ。これってつまり、「ずっと自分のことを見ていてほしい」ってことじゃないんですかね。里帆がですね、自分だけ見てほしいって言ってるんですよ。しょうがねえなあ、そこまで言うなら?そこまで言うんだったら?まあなんていうかさあ、おれも女の子には恥かかせらんないっていうかさーもうしょうがねえなー

嫌なんだけど、自分の夢をつかむために、それをやってほしいと求めてくれる人がいる以上、その人たちに応えるのが私の生き方だということに抗えなかったんです。

はい、求められるとがんばっちゃうタイプです里帆。最高じゃないか里帆、かわいいな里帆。でもこういうタイプはがんばらせすぎるとエネルギー切れを起こすのでほどほどにしておくのが大事です里帆。時にはこっちがサービスしたりあえて会わずにひとりにしたり、そういう時間を経てより仕上がっていくと思います里帆。

週刊誌を見るときに本当に考えてほしいのは、写真に写っている子たちは、一世一代の賭けをしているということ。消耗品になることを前提に脱いでいることも含め、いろんなことを思いながら、そこで笑顔でいるんだよっていうのをわかってほしいなと思います。

はいここでハッとさせに来ます。ある意味女性との恋愛全般にもいえるのかもしれませんが、女性は消耗品になり得る可能性を常に持ってるんですね。例を挙げればきりがありませんが、女性は男性にとって非常にわかりやすい魅力を持ちうるが故に安易に消費されやすい。それを改めて気づかされました。現実の女性はそういうものを抱えていること、そして写真や画面のなかの女の子たちへの敬意を忘れないこと、里帆が教えてくれました。倫理的にもしっかりしています。

と、ここまで里帆里帆言ってるうちに、元記事で対談相手の吉澤嘉代子の言う

里帆ちゃんこそ、運命かもって思わせるような人なんですよね。この先もう会えないかもしれないけど、今、なにか繋がれたかもって思うような感覚を共有できて、それでいいと思えるような。ゆきずりの恋でもいい、みたいな……。男の人にも思ったことのない感情を抱かせるような人だなと思います。

的なものに自分がすっかりはまってしまっているのではないかという気がします。おおっと危ない。僕はずっとしょこたん一筋と決めていたのに。

というわけで吉岡里帆の話でした。吉岡里帆について考えている間だけは人生のつらさを忘れられますね。みなさんも吉岡里帆について考えてみてはいかがでしょうか。バイラルメディアのような締め方。現場からは以上です。

 

期待していたものに裏切られたと気づくのが、創作の中でも耐えられない

「劇中の人物が恥をかくのが耐えられない」という症状はネット界隈ではすっかり有名になりましたが(ぼくはそれには該当しない)、ぼくの場合はタイトルの通り、その人物が期待していたものが得られなかったとき、実は存在しなかったとき、反故にされたとき、あるいは登場人物全員が良かれと思って動いていたのに残念な結果になるシーンを見るのが耐えられないのだ。

一番印象的なのは、CSでたまたま見ていたアニメ「タイガーマスク2世」のとあるエピソード。実在のレスラーが登場する中で、アブドーラ・ザ・ブッチャーが出てくる回だったんだけど、それがトラウマなのだ。記者とのやり取りの中で「今の奥さんとっても美人ネ」と陽気に語るブッチャーだが、過去に妻と子供に逃げられているらしい(このあたり現実のブッチャーがそうだったのかは不明)。その逃げられた時の回想シーンが、家族への土産をたくさん抱えて笑顔で帰ってきたブッチャーが置手紙を発見して泣くというもので、帰ってくるときのブッチャーがあまりにも楽しそうでその後の落差がすごいのだ。だいぶ前、たまたまつけたテレビで見たので詳細はあまり覚えていないが、これがとにかくトラウマで、いまだに思い出しては落ち込んでしまう。

あと、前におそらく日テレ系でやってたスペシャルドラマで、母親役の観月ありさが子供たちを連れて駅弁祭りに行くんだけど、夕方でもう品切れで買えないというシーン。「だってチラシに書いてあるじゃないですか!」と訴えるもむなしく、目の前で駅弁祭りの撤収作業が進められていくのだ。これも、主人公たちは事前にものすごく楽しみにしていたのに、それが叶わなかった。早く行かなかったのが悪いのは間違いないんだが、間違いないんだが間違いないんだが間違いないんだが、このままでいいのか。エクスペンダブルズ2のスタローンばりの悔しさをにじませつつ思ってしまうのだ。

あとあれ、これは創作じゃないんだけど、中学時代の担任だったS先生、学生時代に女性を連れて県内唯一の遊園地に行ったんだけど、トイレに行っている間に車のワイパーに「先に帰ります」というメモが挟んであったらしい。うわーきっつー。昔の話だから先生は笑いながら話してくれたけど、当時の心境を思うと大変につらい。聞いているぼくらも当時は愛とか恋とかそんなことはわからなくて、さながらドジな高木ブーを見て笑うような感覚で聞いていたんだけど、今になって身につまされる話になってしまった。うわー。あー。

冒頭の、恥をかくシーンへの反応には確か名前があるのだっけか、だったらこっちにも名前を付けて、心から引きはがして対処できるようになるといいのに、と思う毎日です。うう。各位、やっていきましょう。

上記ツイートと本文の内容は一切関係ありません。

現場からは以上です。

ブロークン掃除機

最近、出世ではないんですが責任ある仕事を任されたというか、もしくは人手不足で猫の手まで借りたくなったか、あるいは一度喧嘩した上司の嫌がらせかという人事異動がありまして、予想もしなかったタイミングで大きな仕事が回ってきました。だからなのかなんなのか、身の回りに物を増やしはじめまして、給料は変わらず残業は減ったのでむしろ手取りはこれから下がるうえ、家から非常に遠い職場なので残業減った分通勤時間が伸びて可処分余暇が減ったのですが、毎週家電が増えていく日々を送っております。元々自分中で比較的興味のないものは買わない主義で、学生時代に一人暮らしを始めたころは風呂場に詰め替え用のボディソープだけ置いて全身を洗うような生活をしていたので、おやどういう風の吹きまわしかしらと思っていたのです。

だからこれまで掃除機も持ってなかったんですね。掃除がしたいときは箒とちりとり、クイックルワイパー、あとコロコロで床を全部掃除していたのですが、体調を崩してからは、端的に言うと「これぞ男の一人暮らし」という部屋になってしまったので、これはいかんと思ってつい数か月前に掃除機を買ったんです。まあ、確かにヨドバシカメラの店頭で適当に安い奴を買ったのも悪いんですが、こんなにも早く折れるとは、なんともやるせない気持ちでいっぱいです。

あれ、もしかしてこれ、保証期限内?人生初の家電リコール来るか?

現場からは以上です。

3大欲求のジレンマ(トリレンマ)

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この画像は以下の記事からお借りしました。

portal.nifty.com

上の画像は甘えびを餌にオオウナギを釣ろうとしていたところ、交尾中のカニが釣れてしまった時の写真。記事中でも触れられているけどこのカニ、交尾しながら食事もしようとしているのだ。すごい。貪欲である。

食欲、性欲、睡眠欲が人間の3大欲求と言われているが、ぼくは昔からこれらを同時に満たせないものかと考え続けてきたのだ(特に性欲で頭がいっぱいだった中学生ぐらいから)。上記の画像のように交尾中に食事ができれば性欲と食欲が同時に満たされるように思える。が、これまた記事中で言及されているように、どちらかに集中しないといけないだろうという気がする。そうしないとなんか、いろいろと怒られる気がするので。

交尾まではいかなくても、例えば美女とふたりで食事をしていれば、これは性欲と食欲を同時に満たしていることになるんじゃないか。これならそこそこ現実的だし、ごく普通の光景だ。

しかし、ここで強欲にも睡眠欲まで満たそうとすると話は一気にややこしくなる。そもそも寝ないと睡眠欲は満たせないからだ。寝ていては食べられないし性欲方面もいろいろ難しいだろう。美女と食事するという夢を見る、というのも思いついたが、これって目覚めたときにすごくがっかりするパターンである(ちょいちょい経験するからよくわかる)。だが、睡眠を体を休める行為だとすれば(記憶の整理云々を除く)、目をつぶって横になっているだけでも効果はあると聞く。ならば目をつぶって横になった状態で、女性に抱きしめられながら食べればいいのではないか。うむ、これが一番理想に近いのかもしれない。

でも食事も魅力的な異性も、視覚によって得られる快楽というのは大きい。だから目をつぶってしまった時点でいろいろと台無しである。やはり3大欲求をそれぞれベストな状況で満たすのは無理なようだ。まあそもそも論を言うと、一度に待たさなくても順番に満たせば全く問題ないのである。中学生のおれよ、いまだにこのことは解決を見ない難問であることよ。

現場からは以上です。

エッセイ2本

先日夜に電車に乗っていると、隣で居眠りをしているサラリーマンがぼくの肩にもたれかかってきた。少しでも動いたら起きてしまわないだろうかと、なんだか妙にどきどきした。電車が終点についてもしばらく動けなかった。日中の仕事で疲れているところ、ぼくなんかに寄り掛かって、綾瀬はるかとか長澤まさみとかじゃなくてすいませんなどと思った。

***

女子高生たちの話が聞こえてきた。曰く、みんなで東京に遊びに行くらしい。「ひとりで1泊する」と話す彼女に他の子らはすごいすごいと驚いていた。ひとりで外泊することが尊敬を集める年代、東京への憧れ、きゃっきゃする女子。なぜだかぼくは帰りがけにコンビニで多めに募金をした。

再結成ソングが好きだ

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ええ、超かっこいいですよねこの曲。KICK THE CAN CREWは元々「トリコ」ぐらいしか知らなくて、KREBAがメンバーだったことすら知らないありさまだったのですが、この曲は聴くなり好きになりました。13年ぶりの新曲ということで、過去を振り返りつつも前に向かっていく強いエネルギーを感じます。

で、いろんなバンドやユニットが解散からの再結成をしておりますが、再結成後1発目の「再結成ソング」が結構好きだなということに気が付きました。上記の通りめちゃめちゃ気合入りまくってるところとか、実績があるグループなのにマニアだけを向いてないところとか、とてもよい。というわけで今日はそんな感じのことを書きます。

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大槻ケンヂのエッセイに筋肉少女帯活動休止→再結成の流れが書いてあって(しかも彼はエッセイのネタをあちこちで使いまわすので)、学生のころにろくに勉強もせずオーケンのエッセイを読みふけっていたボンクラであるところのわたくしは、もちろんそのくだりについても何度も読んでいるわけです。思い付きで始めたバンドの成功、そしてマンネリ、悪化する人間関係、そういうものを時間とともに乗り越えて、大人になったメンバーが再結成をして、新人のような気持ちで新曲を出す(この曲の収録されたアルバムも「新人」だし)。こういう段階を経て再結成した彼らがあるのだ、ということをどんなグループに対しても考えることができるのは、ひとえに筋肉少女帯とこの曲のおかげだと思います。あ、でもちょっとこれ、メンバーが喧嘩別れした経緯があってのこの曲っていう流れを踏まえているのはちょっと内輪受け感がありますね。でも「良かれと思ってしたことが 誤解を招いて そりゃないよ」「遊んでもらおと甘えたら イタズラ扱い あんまりさ」は日本ロック界屈指の名フレーズだと思ってます。

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上の「千%」を聴いたときに思い出したのがこの曲で、同じラップグループというのもあるんですが、なんか似てない?サムネイルのMummy-Dみたいな踊りを李明博がやってたのをテレビで見たことがあったような。ZEEBRAをジブさん、宇多丸をシロウさんって呼ぶとマニアっぽい。閑話休題。この曲もよい。静かに燃えるような、確かなやる気と気力が感じられます。ライムスターは活動休止してた期間も短いのでいかにもな再結成感は無いのですが、それでも再結成ソング感はとても強い。休止期間が再結成ソング感に関係ないのなら、みんなもっと活動休止→再結成を繰り返してほしい。

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またしてもオーケンですが、これは筋肉少女帯じゃなくて特撮の方ですな。5年ぶりの新曲だから「5年後の世界」。元々オーケン筋肉少女帯をやめてから始めて、しかもこっちで筋肉少女帯のカバーとかやってたものだから、なんというか筋少の代わり感が漂っていたので、筋少再結成以降の特撮は役目を終えたと思っていたのが、まさかの活動再開。5年という区切りの良さと、曲そのものの力強さから、自分の将来を考えるときなんかにも頭の中でよく流れている曲です。そういえば過去のブログでも触れたことがありました。

終わりの残像誰かが見せつけたって/はてなブログ5周年ありがとうキャンペーン第2弾 - 砂漠のナボナ

他にも好きな曲があった気がするんだけど、忘れちゃったのでここで終わります。レイジーの「ULTRA HIGH」とかもあるけれど、あれはレイジーっぽくない気がしたので除外。また新たな再結成ソングに出会う日まで。現場からは以上です。

何かを始めるのに遅すぎることはない

読みました。

note.mu

マウンティング(書いた本人に自覚はないかもしれませんが、ブコメ見るとそんな感じなので)にわざわざ言及することはないかもしれませんが、ちょっと思ったことをつらつらと。この記事のタイトルは大好きな映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」から取りました。みんな見るべき(ブコメから学ばない姿勢)

 ・仕事の1次ピーク云々

元の記事でも「1次」と言っているように何度かあるピークの1回がそこに重なるだけで、他にもピークはあるんだしいいじゃない。「人生の勝負時」に子供がいない方がいい、と書いているようにも読めてなんだかなーと思う。運動会で走れなくたっていいじゃない。父は僕が小学生の時にはもう40代だったけれど、運動会ではその太った体を活かして綱引きで大活躍したぞ。そして無事、ひどい筋肉痛に苦しんだ。子供からしたら父親の失態(というほどでもないが)だって愉快な思い出になることもある。「運動会で走る(そして勝って子供に喜ばれる?)」なんて本人のプライドの問題でしかない。

・20代の遊び、40代の遊び云々

僕はまだ40代ではないので40代の遊びは何なのか知らんが、元記事の筆者も1987年生まれらしいのでまあいいだろう。それだけになんで自信満々に書けるのかはわからんが、観測範囲が狭いと思う。僕の周りには男女で飲むのが趣味の20代はあまりいないけれど、パチンコが趣味の人、ゲームが趣味の人、アイドルのライブに行くのが趣味の人もいればローカル線に乗って古い街並みを見るのが好きな人、映画を見る人、数学の勉強をする人などなど、いろんな人がいる。40代になってどう感性が変わるかはわからんので何とも言えないけれど、別に年齢に任せなくてもいろんな趣味の人はいる。それにそもそも遊びなんて本人が満足していればいいのだから、そこに「それを削って子育てすべき」なんて価値判断は余計なお世話だと思う。

父親のコミュニティ云々

「若くしてそこに飛び込めば成長が……」って、自分の子供と周りの父親をダシにするのはやめてほしい。それに自分より年上の人が父親コミュニティにいるってことは、自分の言ってる「20代で子育てすべき」っていうのと矛盾するじゃないか。サンプルサイズ小さすぎ。自分だけの体験で言えるのなら、仕事にも利益がどうこうみたいな客観的なふりをした表現を使わずに自分の言葉で語ってほしい。

で、一番アレだと思ったのはこれ。「女性は子どもを持つことに対して当事者性が強く、しっかりとキャリアを考えている」いや、世間の偏見で考えさせられざるを得ないだけですから!早く結婚して子供が欲しいと思っている人もいるけれど、世間になんとなく流布する「何歳までに……」とか「子を持って初めて……」とかフェイスブックの投稿に急かされてなんとなくそう思ってるだけの人も多い。「自分がこんな子供なのに子供を持っていいのか」みたいなことを言う人だっているし、この前40代子持ちでそう言ってる人もいたぞ。実際、話を聞く限りでは子供が欲しいと思ってる割には戦略が甘い人もいる。このご時世に年収1000万云々を言う人は本当にいるんだよ。その点で、もちろん女性が生まなくてはならない現状では当事者性は高くならざるを得ないけど、当人たちの内面的には、それが自ら望んだものではない場合もままあると思うのだ。

ここから男女関係ない話になるけど、「世間」が決めたタイムリミットを前にして何かを諦めてしまう人は多くて、それを見ているのが僕は本当につらいのだ。「大学院出たら結婚も遅くなるから」知的で美しいあなたの価値がパートナーの有無で損なわれることがあるわけないだろ!「この年じゃあ留学なんてできないし」あなたの圧倒的な個性はむしろ海外でこそ輝くはずなのに。「本当は〇〇がやりたかったけど」うるせえじゃあおれが接触一切なしのパトロンになればいいのかおれぐらいのてんさいならそんなことだってたやすくやってみせるがそうすればいいのかちくしょうなんだよかんたんにあきらめてるんじゃねえよおまえはおまえののぞむままにやってるのがさいこうすぎてさいこうにきまってるだろこのやろういいかげんにしろよてめえ

イムリミットがあると思ってしまってる人って、なぜかみんな頑なで、それが揺るぎようのないものだと思ってる。でもそんなことはない、やりようはある。その場その場の不都合をある程度許容して、でも自分のことは曲げない。そしてそこで関わった人には精一杯付き合う、パートナーとか子供とか。そうやって生きててもらえると、ぼくの目からはとても魅力的に映るので、ぜひそうしてもらいたいのだ。それが安易なべき論に左右されることなどないように、自分の意志もしっかり持っていてほしい。わが愛すべき女性たちと、実はより愛すべき男性たちには。

毎度のことながら最後はよくわからなくなってしまうこのブログだけれど、今回は時事ネタに素早く言及できた珍しい回ですな。ところで元記事の筆者、画像検索したけど顔が小林銅蟲に似てますね。はあ彼女ほしい。現場からは以上です。