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砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

私と星野源 ~星野源9thシングル「恋」発売に寄せて~

ジェーン・スーが好きなやつは絶対星野源が好き、ていうかジェーン・スーが星野源好きなんだもんでもそういうタイプの女性は「変わった人が好き」「個性的な人が好き」とか言いつつおれみたいな他者に恐怖と違和感を与えるようなガチの変人、もしくはただのめんどくさい人のことはウルトラダイナミックフルソウルダイナマイトスルーしてしまうのでちくしょうこのやろうwitnessMe!的な暴言を吐くことも辞さないという今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。そんな大人になるつもりはなかった。でもまじめに会社勤めはしているので許してほしい。

 

「恋ダンス」フルver.期間限定公開!! +予告動画 10/18(火)『逃げるは恥だが役に立つ』【TBS】

ここは石田ゆり子のかわいさにも触れておきたい。化け物か/星野源がどんどん遠くに行ってしまう。ミュージシャン出身の個性派俳優ぐらいに思ってたのがすごいことになってんな

2016/10/14 09:38

 

youtu.be

なんかブコメでは冷静ぶって皮肉っぽいこと書きましたがこのところの星野源が最高すぎるんですよね。アルバム「YELLOW DANCER」が発売されたころに「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で件のアルバムの楽曲解説を本人がやっていたんですが、そのときに構成作家古川耕だか誰かが言ってた「誰しも経験する『音楽に救われる瞬間』みたいなものを思いっきり感じさせてくれる」的なニュアンスの発言が大変に腑に落ちまして、ええもう最高だったんですよそのアルバムは。で、続けてこれじゃないですか。「時よ」に続いてのアップテンポかつPerfumeの振り付けでおなじみMIKIKO先生が振り付けした(と言及されているのをブコメで見た)曲なんですが、なんというかよいですね。よいですねとしか書けない時点で私の音楽ライターになる夢は閉ざされてしまうのですがよいですね。「恋」のインストには「ダンスミュージックっぽくないダンスミュージック」「誰にでもある恋」的なことが書かれているのですがよいですね。よいですね。ドラマでは契約結婚をした夫婦を描いているようでこの曲でも夫婦について歌っているような感じではあるのですが、かといって多感な中学生がこれを聞いてもなんとなく意味は分かるだろうぐらいの塩梅なんですよ。よいですね。特に「指の混ざり」っていう歌詞、官能的でもありでもどこかとぼけた感じがするじゃないですか。指は「嚙む」もしくは「絡ませる」ものであって「混ざる」ものではないわけですよ。ええ、よいですね。なんかふたりの指が絡まってる様子も浮かぶし、ひとりでなんとなく手すさびに影絵やってる感じにも思えるじゃないですか。で、そこからの「夫婦を超えて行け」ですよ。これはですねえ、ワタクシ史上最高の作詞家として一部の好事家たちに有名である井荻麟a.k.a.富野由悠季の大傑作「愛の輪郭」を超えたという気がするのですよ。というかよいですね。というか。よいですね。というか超えてはいないのですがポップさにおいて圧倒的に上回ったわけですよ。よいですね。結局のところポップさが大事だというのはカート・コバーンも言っているわけでしてところでカートコバーンとセクシャルバイオレット巫女みこナース!って響きが似てませんかポップなのはえらいなあと思うわけでした。よいですね。

で、私と星野源との出会いはクドカン脚本のドラマ「未来講師めぐる」でありまして、生徒たちから「エロビデオ」と呼ばれ蔑まれる塾講師・江口ひでおをそれはもう熱演していたわけです。思えばその劇中曲「ぉ前達ァヵデミナール」をテレ朝のモバイルサイトでダウンロードしたのが初めて星野源の作品にお金を出した時でした。とはいえ当時は勝地涼のラップの勢いの良さにばかり注目しておったので星野源という名前もそんなに覚えておらず、星野源という名前を覚えるのはその後たまたま聞いたオールナイトニッポンクリエイターズナイトという一時期月曜日にやってた週替わりのオールナイトニッポンでごわした。ほかのパーソナリティが大宮エリーとかだったり「星野さんはどうしてそんなマイナーな音楽ばっかり知ってるんですか」なんて質問がリスナーからくるあたり「自分のことを変わってるとか思ってるやつはその時点で大したことねえんだよ、けっ」ととんがってた当時のおいらは思ったのですね。そこを踏まえて冒頭の変人アピールとか読むとよいですね。おれが。

その後立ち読みした雑誌で星野源が映画評かなんか書いてたんですが、それがいわゆる自分の個人的な体験をもとにしないと話を持たせられないタイプの映画評でして、これまたとがってた当時の私は「けっ」と思ってたんですね。いなせだね夏を連れてきた人渚まで噂走るよ「けっ」。その後「箱入り息子の恋」とかに出てるのを見て、ああ童貞キャラで売っていくのね、よいね。と思いつつ彼をよいもの扱いするにはまだ抵抗がありました。だって当時でもまだ彼のことを「エロビデオ」だと認識してましたから、あの役ホントにハマってたよ。それで病気療養とかしていると聞いて「売れてきたのにかわいそうに」と思ってたんだスが、もうその後は気づいたら「SUN」とかなわけです。よいですね。というわけでわたしはもうすっかり星野源に関してよいですねとしかいえないわけです。ここは元バンド仲間で同じく俳優のハマケンの捲土重来が待たれる、とか書いてたら彼もものすごく売れまくってますね。よいですね。