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砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

新学期の思い出とか

まったく新学期の季節ではないのですが、過去に別の場所で書いた日記が大変エモかったのでこっちにも掲載

 

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唐突に、あいうえお順って甘酸っぱいよね、という話。

高校までは年度初めとかテストのとき、あいうえお順で着席していただろう。黒板を正面にして左から縦に5,6人くらい並んで、全部で7列とかになるかな。それの話だ。僕は”マ”ツシマなのでいつも教室の右端、廊下側の席だった。でさ、クラスが変わってもなんとなく似たような風景だった気がするのよ。僕の前後には同じくマ行とか、あるいはハ行の人が座ってて、文房具貸し借りしたり雑談したりする。プリントなんかを後ろに回すときはヤ行とかワ行の人の顔が見える。隣の列ではタ行の人とナ行の人が仲良くしてて、少し遠くを見るとサ行の男子が密集してていつも盛り上がってて、窓際を見るとア行で割とキラキラ系の女子が並んでるの。これは完全に個人的なイメージであって、イニシャルで人の性格まで決まるはずはないんだけど、しばらく同じ場所に留まってるからクラス内で小さなグループがいくつもできる感じって共通体験としてあるんじゃないかなあ。どうなんだろう。

社会人になってからはそんなことってあまり無くて、別に無くても困らないんだけど、あの名前だけで並べられてるのにそこから人間関係が広がっていく感じって楽しかった気がする。で、これを今の生活、例えば会社の同僚なんかで置き換えて考えてみると面白かったのだ。おれはこの人と最初に話してたのかな、とか。

僕は別に中学とか高校だからといって必ずしも楽しいものだとは思わないけれど、なんとなく、ああいう風景を見ていたっていうのが今になってありがたいもののように思えてきたのです。なんとなくセンチな気分になったのでこれを”甘酸っぱい”としておきたいと思います