砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

終わりの残像誰かが見せつけたって/はてなブログ5周年ありがとうキャンペーン第2弾

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/hatenablog-5th-anniversary

なんか最近投稿されたものを見ると「5年後はアラサー」って書いてる人多いですね。そういう年代の人がブログを書きたがるっていうことなんでしょうか。まあそれはともかく。

特撮のアルバム『5年後の世界』とか、福山雅治のアルバム『5年モノ』とか、5年という期間は何かと1つの区切りとして用いられます。そういえばこれ2つとも名盤ですね。ミュージシャンは5年寝かせるといいものを作るのかもしれません。あと同じく音楽関連ですが、クラシック界(というか音楽之友社)では生誕もしくは没後のアニバーサリーを5年周期でやりがちらしいです。10進数をしばしば用いる我々には10の半分である5もまた区切りとしてちょうどいいものなのでしょう。

 

5年後の世界

5年後の世界

 

 

5年モノ (通常盤)

5年モノ (通常盤)

 

 

かくいうぼくも5年後に一つの区切りを迎えることが決まっております。今の会社ではちょっと独特なポジションにいて、それが終わるのが5年後なのです。詳細は伏せますが、要するに5年後までに結果を出せ的なプログラムに参加しておりまして、その点においては5年後という言葉には少しプレッシャーを感じるのです。5年というのがまた区切りがいいからという理由で設定された感じでして、実際に成果を出そうとするとあんまり変わったこともできない。大変につらい。とはいえ、ちゃんと結果を出せていればかなり好き勝手に仕事が進められるという期待もありまして、その点では少し楽しみでもあります。

そういえばこんなエントリ読んだんですよ。

www.movablevie.info

書いてあることはごもっともでありますし、みんなそう思ってるんだろうなという類のものではあります。個人的には将来は現在の地続きでしかないと思っているので10年後もある程度想像できちゃうんじゃないかな~とは思うのですが。技術の進歩がどうのこうのとは言ってもインターネットだって今の形になるまで20年かかっているわけだし。でも昨今将来はどうなっているかわからないという考えが幅を利かせているようで、実際そんな要因がなくともみんなの中にそういう期待があるということは、少なからず変わっていくのだとは思います。

以前好きだった女性と、互いに将来の夢について語った(と書くとなんだかロマンチックですが、もっと雑な感じのサムシング)とき、彼女は専業主婦になりたいと答えた一方、ぼくは将来のことなんてわからないからその都度気が向いたほうを選ぶと答えた覚えがあります。ぼくは彼女の意見を尊重したいとは思いつつも、様々なことに興味がありながらほぼ専業主婦になってしまい、そんな自分は何も生み出さないだめな人間だという意識を持ち続けた実母を見てもいるので、彼女に対しても「もっと好きなことやればいいのに」と思いました。彼女は彼女でぼくのことを身を固めようとせずヘラヘラしてる軽薄なやつと思ったかもしれない。今回はぼくと彼女という二人をたまたま並べましたが、人によって将来の予定というのは違うというのは大いにあり得ることであり、その意味においてはやはり、将来を見通すことは難しいのかもしれません。

とはいえ5年後に結果を出さなければならないぼくは何かしらの見通しを立てておきたいところではありまして、仕事しつつ趣味をやりつつ勉強しつつそうだ恋愛とか結婚とか育児とかもしたいなあと考えるときりがないのです。そこに社会の変化というファクターも加わるわけで、さてどうしよう。

ただ、ぼくは結構ブレないタイプでして、小学6年生の時に「潔い」という言葉を覚えて以来「よし、潔く生きよう」と決めまして、それ以来嘘や陰口は一切しないことにしました。当時なぜそんなことを思ったのか今となってはよくわかりませんが、たとえ5年後だろうとその点に関しては変わることがないという気がしています。その根拠は、これまでできたからというものでしかないのですが、まあきっと大丈夫。孫正義は100年後の事業計画を立てているという話がありますが、ハゲててもそれができるんだったら、まあおれの5年後ぐらい計画通りに進んでもいいじゃないかとか、それぐらいできないとあのハゲには20分の1も追い付けないのだなと考えるとやる気になります。だからきっと大丈夫。なんとかなるでしょう。

とりとめのない文章になりましたが、この記事でも5年後ぐらいなら何とかなるって書いてあるしね。実際は「5年が限度」って書いてあるけど、まあそれはいいじゃない。

cybozushiki.cybozu.co.jp

現場からは以上です。