砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

再結成ソングが好きだ

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ええ、超かっこいいですよねこの曲。KICK THE CAN CREWは元々「トリコ」ぐらいしか知らなくて、KREBAがメンバーだったことすら知らないありさまだったのですが、この曲は聴くなり好きになりました。13年ぶりの新曲ということで、過去を振り返りつつも前に向かっていく強いエネルギーを感じます。

で、いろんなバンドやユニットが解散からの再結成をしておりますが、再結成後1発目の「再結成ソング」が結構好きだなということに気が付きました。上記の通りめちゃめちゃ気合入りまくってるところとか、実績があるグループなのにマニアだけを向いてないところとか、とてもよい。というわけで今日はそんな感じのことを書きます。

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大槻ケンヂのエッセイに筋肉少女帯活動休止→再結成の流れが書いてあって(しかも彼はエッセイのネタをあちこちで使いまわすので)、学生のころにろくに勉強もせずオーケンのエッセイを読みふけっていたボンクラであるところのわたくしは、もちろんそのくだりについても何度も読んでいるわけです。思い付きで始めたバンドの成功、そしてマンネリ、悪化する人間関係、そういうものを時間とともに乗り越えて、大人になったメンバーが再結成をして、新人のような気持ちで新曲を出す(この曲の収録されたアルバムも「新人」だし)。こういう段階を経て再結成した彼らがあるのだ、ということをどんなグループに対しても考えることができるのは、ひとえに筋肉少女帯とこの曲のおかげだと思います。あ、でもちょっとこれ、メンバーが喧嘩別れした経緯があってのこの曲っていう流れを踏まえているのはちょっと内輪受け感がありますね。でも「良かれと思ってしたことが 誤解を招いて そりゃないよ」「遊んでもらおと甘えたら イタズラ扱い あんまりさ」は日本ロック界屈指の名フレーズだと思ってます。

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上の「千%」を聴いたときに思い出したのがこの曲で、同じラップグループというのもあるんですが、なんか似てない?サムネイルのMummy-Dみたいな踊りを李明博がやってたのをテレビで見たことがあったような。ZEEBRAをジブさん、宇多丸をシロウさんって呼ぶとマニアっぽい。閑話休題。この曲もよい。静かに燃えるような、確かなやる気と気力が感じられます。ライムスターは活動休止してた期間も短いのでいかにもな再結成感は無いのですが、それでも再結成ソング感はとても強い。休止期間が再結成ソング感に関係ないのなら、みんなもっと活動休止→再結成を繰り返してほしい。

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またしてもオーケンですが、これは筋肉少女帯じゃなくて特撮の方ですな。5年ぶりの新曲だから「5年後の世界」。元々オーケン筋肉少女帯をやめてから始めて、しかもこっちで筋肉少女帯のカバーとかやってたものだから、なんというか筋少の代わり感が漂っていたので、筋少再結成以降の特撮は役目を終えたと思っていたのが、まさかの活動再開。5年という区切りの良さと、曲そのものの力強さから、自分の将来を考えるときなんかにも頭の中でよく流れている曲です。そういえば過去のブログでも触れたことがありました。

終わりの残像誰かが見せつけたって/はてなブログ5周年ありがとうキャンペーン第2弾 - 砂漠のナボナ

他にも好きな曲があった気がするんだけど、忘れちゃったのでここで終わります。レイジーの「ULTRA HIGH」とかもあるけれど、あれはレイジーっぽくない気がしたので除外。また新たな再結成ソングに出会う日まで。現場からは以上です。