人生がつらいので吉岡里帆の話
うう、つらい。何がつらいかというと、ここ1ヶ月ぐらいでケータイとパソコンと車壊した。借金がウン十万ほど増えた形になります。つらい。ほかにも、会社で希望出してた部署に異動できるかと思ったらほかの部署から声がかかって、その上司がいい人だったから了解したものの上司が変わってこれがまた相性の悪そうなタイプで、しかも辞令が出ているのに今いる部署のほかのチームが忙しい(僕は全く関係ない)からって異動できていないという、なんだかよくわからんが愛社精神なるものが消え失せていくようだよパトラッシュ、萩・津和野へ旅に出たいよパトラッシュ、という次第でございます。あとはまあ、その、夏目漱石の『こころ』とか読んだね。ハハハ。
前置きが長くなったけれど、今回は吉岡里帆の話です。うちにはテレビがないので「カルテット」ほか出演作を見たわけではないのですが、ネットでどんぎつねのCMを見たり、彼女が出演するラジオを聞いたりはしていたので「なるほど、これがかの吉岡里帆か」「”よしお”なのか”りほ”なのかはっきりしないな」などと思っておったのです。
吉岡里帆と聞くとよしお君とりほちゃんが思い浮かぶし、安岡力也を聞くとやすお君と力也君を思い浮かべるし、増岡弘と聞くとマスオさんを思い浮かべる
— MATSUSHIMA K-point (@carbonphilia) 2017年5月18日
そんな彼女ですが最近プチ炎上というか、過去のグラビアの仕事について語ったインタビューがちょっと話題になりました。どちらかというとまとめブログが拡散された感じですが、元記事はこちら。
まあ、グラビアやりたくなかったって言われるとそれが好きだったファンはがっかりするのはもちろんわかるわけですが、これ、ちゃんと読むとむしろ水着姿よりもぐっとくること言ってるんですよ。
私は水着姿なんて絶対出したくなかったし、両親からも、「本当に結婚するような人にしか見せちゃだめ」という教育を受けてきたから。
はい身持ち堅い。身持ち堅いです。そして親の言うことをちゃんと聞きます。えらいです。経験上、こういう女の子はお父さんにもちゃんとバレンタインにチョコをあげます。三方よしです。素晴らしいですね。
それを、全国区の、ワンコインで買える週刊誌で披露して、1週間後には廃棄処分されて。こんなに脱いでも、翌週には別の女の子のことを見るんだろうなと思うと、自分のその「旬すぎる時間」みたいなものがすごく辛かったです。
はいここ、里帆が気にしてるのは「翌週には別の女の子のことを見てるんだろうな」ってことなんですよ。これってつまり、「ずっと自分のことを見ていてほしい」ってことじゃないんですかね。里帆がですね、自分だけ見てほしいって言ってるんですよ。しょうがねえなあ、そこまで言うなら?そこまで言うんだったら?まあなんていうかさあ、おれも女の子には恥かかせらんないっていうかさーもうしょうがねえなー
嫌なんだけど、自分の夢をつかむために、それをやってほしいと求めてくれる人がいる以上、その人たちに応えるのが私の生き方だということに抗えなかったんです。
はい、求められるとがんばっちゃうタイプです里帆。最高じゃないか里帆、かわいいな里帆。でもこういうタイプはがんばらせすぎるとエネルギー切れを起こすのでほどほどにしておくのが大事です里帆。時にはこっちがサービスしたりあえて会わずにひとりにしたり、そういう時間を経てより仕上がっていくと思います里帆。
週刊誌を見るときに本当に考えてほしいのは、写真に写っている子たちは、一世一代の賭けをしているということ。消耗品になることを前提に脱いでいることも含め、いろんなことを思いながら、そこで笑顔でいるんだよっていうのをわかってほしいなと思います。
はいここでハッとさせに来ます。ある意味女性との恋愛全般にもいえるのかもしれませんが、女性は消耗品になり得る可能性を常に持ってるんですね。例を挙げればきりがありませんが、女性は男性にとって非常にわかりやすい魅力を持ちうるが故に安易に消費されやすい。それを改めて気づかされました。現実の女性はそういうものを抱えていること、そして写真や画面のなかの女の子たちへの敬意を忘れないこと、里帆が教えてくれました。倫理的にもしっかりしています。
と、ここまで里帆里帆言ってるうちに、元記事で対談相手の吉澤嘉代子の言う
里帆ちゃんこそ、運命かもって思わせるような人なんですよね。この先もう会えないかもしれないけど、今、なにか繋がれたかもって思うような感覚を共有できて、それでいいと思えるような。ゆきずりの恋でもいい、みたいな……。男の人にも思ったことのない感情を抱かせるような人だなと思います。
的なものに自分がすっかりはまってしまっているのではないかという気がします。おおっと危ない。僕はずっとしょこたん一筋と決めていたのに。
というわけで吉岡里帆の話でした。吉岡里帆について考えている間だけは人生のつらさを忘れられますね。みなさんも吉岡里帆について考えてみてはいかがでしょうか。バイラルメディアのような締め方。現場からは以上です。