砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

アボカド飢饉

年始なのでふと思い出した。数年前、家族が入院することになったので見舞いのために実家に帰省したのだ。病院の中にタリーズコーヒーが入っていたのでアボカドの入ったホットドッグを注文したのだが、アボカドがもうなくなってしまったと言われた。仕方なく普通のホットドッグを食べた。

次の日に近くの大型書店に行くとそこにもタリーズコーヒーが入っていた。タリーズ経済圏である。昨日のリベンジと思いアボカドのホットドッグを頼んだのだが、ここでもアボカドが無いから出せないと言われた。仕方なくコーヒーだけ飲んで帰った。

こんな狭い範囲でアボカドの品切れが頻発するなんて、局所的アボカド飢饉だ、アハハ、などとこの件は僕の中で大いにウケた。それから何度か人に話しているのだがあまり受けない。

大学時代、僕の「どうして女の人はアボカド好きなんですか」の質問に「ほら、女子って割と、ぼんやりした味とか好きじゃない?」と答えてくれた女性の先輩は僕が貸したニューシネマパラダイスのDVDを返さないまま卒業していった。いい加減返せよ。現場からは以上です。