砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

現世おれには味濃い祭り

先日からあげにさらに調味料を足すことへの戸惑いを書いた。

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これは食べた店の土地柄と、僕自身が塩分の摂りすぎにうるさい母に育てられたこととのギャップで生じた戸惑いたと思っていた。しかしこの度、衝撃の記述を発見する。

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ウインナーは皮がパリッとして、さすが肉の万世の一品と思わせるおいしさだ。味付けは醤油とのこと。……ウインナーに醤油ってありだったのか。

他のメンバーは、ウインナーは塩コショウで味付けするものと思い込んでいたところの醤油。

おい、そもそもウインナーに味付けってしないだろ。あれそのままでじゅうぶんしょっぱいだろ。何考えてやがる。

この記事の中では参加者全員がウインナーに味付けするものだと思っている、という状況は僕にとってはもう恐怖である。我が家、というか母にしてみれば、あんなにしょっぱいものに塩とか醤油なんてかけようものなら血管プッツンするわよ、と言うだろう(実際こういう物言いをしていた)。別にウインナーがしょっぱいから食べなかったわけではなく、普通に食卓には上がっていたし、なんならケチャップやマスタードぐらいはよくかけていた。でもそれらはウインナーに無い酸味や辛味を付加するものであって、決して塩気をブーストするものではなかった。だからこそウインナーに塩って!醤油って!ただただ恐怖に震えるばかりである。

そういえば「つけものに醤油をかける」という人の話を聞いたことがあるし、前に吉野家で牛丼に醤油を回しかけている人も見た。恐ろしい、お母さんに怒られるぞ!ちなみにその2つは後でどちらも試してみたのだが感じるしょっぱさやご飯の進み具合が全く変わらないのも意味が分からなくて怖かった。ただそこにある塩分、カフカもびっくりの不条理さである。

ここまで書いてきて、単に幼少期の母からの刷り込みが強いだけなのかとも思うが、でもやっぱり世間にあふれるものって味が濃すぎ、そして世間のみんなも味の濃さを求めすぎだと思うのだ。そんなことを入院中、病院食を食べながら考えました。病院食って薄味なんですが、俺はこれが食べたかったんだ、スーパーとかコンビニの弁当なんて本当は嫌だったんだな、と自分を再発見することしきり。現場からは以上です。