砂漠のナボナ

来る前からここにいて、去った後もここにとどまる

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

死ぬときに思い出したいこと

hase0831.hatenablog.jp こう、楽しかった過去を思い出して涙を流すこととかあるんですが、そのときに思い出す楽しかったことってすごく些細なことだったりします。ふたりでスーパーに買い物に行ったときとか、相手が飲んでたジュースのネーミングのおかしさ…

お盆初日、タクシーでの会話

2016年8月11日、世間は連休初日ながら翌日が休みなだけで仕事漬けの残念なお盆に、転勤する同期を囲んでの飲み会があった。前から行く気満々であったにもかかわらず場所を調べておらず、仕事が遅くなって焦っていたぼくは駅前からタクシーを使うことにした。…

絵本「いつもいっしょに」をめぐるそれこれ

先日書いたブログに「エモい」「エモい」とたくさんのコメントを頂戴しまして、とてもうれしい反面、こんなうすのろのボンクラがこんなこと書いちゃって大変申し訳ございませんという気持ちにもなりました。 k-point.hatenablog.com ちょっとウケてるブログ…

OBから見た一橋大学のジェンダー覚え書き

読みまして。 www.buzzfeed.com 一橋大学はぼくの母校なので、こんなことが起こっていたことにひどくショックを受けた。死んだ学生は2015年当時25歳だというから、彼が学部時代から一橋だったなら在学期間もかぶっていたはず。ぼくは経済学専攻だったのだが…

慣れたころに夏が終わる

お題「夏服」 夏服に限らないけど、衣替えの度にその服に慣れなくて、季節が終わるころにようやく慣れたかと思ったらまた季節が変わって衣替えになってしまう、ということがある。高校のころなんてワイシャツ⇔学ランの切り替えがあるから本当に面倒だったな…

夏は終わるもの 映画評「時をかける少女」(2006)

今週のお題「映画の夏」 夏は終わる。否応なしに終わる。気温は下がり、夏休みという人生のうちでほんのしばらくしか享受できないモラトリアムが終わり、娯楽施設はテンションを下げる。夏は終わる。絶対に終わる。そもそも始まるのは春しかないのだが、それ…

「判断」というエンターテイメント 映画評「シン・ゴジラ」

自分で思った通りの行動をとることができることの快感というものがあると思っている。自分の中ではそれが小学校のころの教科書を中学生になってから読み返した時の問題の答えが手に取るようにわかる感覚とか、バイト先の仕事を覚えて自分一人で現場が回せる…

あの人と結ばれなかった私は今

あなたがわたしに魔法をかけてくれる - インターネットの備忘録 いかにクソみたいな人生であってもなかなか死のうとは思えないのは、遠い昔に結ばれなかった相手が言った「君っておもしろいね」「料理が上手だね」みたいな言葉が支えになっているからだった…