業界の外の先輩がありがたすぎて震える
今日は昼間に小さなコンサートに行った後、お世話になった先輩と食事へ。こう書くとなんだかすごくよい休日のようですが、実際にとてもよい1日でした。
その先輩は、強いて関係性を表記するならば先輩としか言いようがない人で、特に同じ業界にいたわけでもなく、知り合いの知り合いぐらいの曖昧なポジションであり、でも気さくに話しかけてくれるしそこまでそっけなくはないよなあという印象の方でした。今日たまたまこちらで用事があるとのことで、調子に乗って「どれだけでもご案内しますよ!」なんて言ってたら食事に付き合ってくれた、そんな感じでした。
その方は非常に美しい女性でもありましたので、内心やったぜウェヒヒヒなどと思っていたのですが、そんなことよりも業界の外の人と話すのっていいなと思いました。言葉にしてしまうと陳腐ですが、やはり同じ会社の人とだけ話していると視野が狭くなるというか、心に張りがなくなっていく感覚があるのですよ。自分のアンテナで電波を拾うことができなくなっていくというか、今自分がいる場所でのコードを守ることだけに集中してしまって、何か大事なことを忘れている気がするけどそれがなんだかわからないみたいな、今書いてて思いついたんですけど、うっすら霧がかかったところで自分が弾力を失ってドラクエのスライムみたいになってしまうというか。なんにせよ、ぼんやりとした不快感・不安感がある。それが今日かなり改善されました。違う業界には違う業界なりの悩みがあり、でも共通する悩みもあり、同業者だとただの愚痴の言い合いになってしまうところが、ただの近況報告すら新鮮に聞こえる感じです。
そんな休日を経ていまや僕の心は弾力を取り戻し明治果汁グミのごとき充実ぶりです。明日はまた仕事なのが憂鬱ではありますが、またこういう機会があるのならちょっと頑張ってもいいかなという気分です。先輩ありがとうございました。せっかく奢ってくださったのに、自分の分も出せないなんて男としてのメンツが云々言ってしまったのはちょっとカッコ悪かったなと反省しております。今度は奢らせてくださいね。
新学期の思い出とか
まったく新学期の季節ではないのですが、過去に別の場所で書いた日記が大変エモかったのでこっちにも掲載
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唐突に、あいうえお順って甘酸っぱいよね、という話。
高校までは年度初めとかテストのとき、あいうえお順で着席していただろう。黒板を正面にして左から縦に5,6人くらい並んで、全部で7列とかになるかな。それの話だ。僕は”マ”ツシマなのでいつも教室の右端、廊下側の席だった。でさ、クラスが変わってもなんとなく似たような風景だった気がするのよ。僕の前後には同じくマ行とか、あるいはハ行の人が座ってて、文房具貸し借りしたり雑談したりする。プリントなんかを後ろに回すときはヤ行とかワ行の人の顔が見える。隣の列ではタ行の人とナ行の人が仲良くしてて、少し遠くを見るとサ行の男子が密集してていつも盛り上がってて、窓際を見るとア行で割とキラキラ系の女子が並んでるの。これは完全に個人的なイメージであって、イニシャルで人の性格まで決まるはずはないんだけど、しばらく同じ場所に留まってるからクラス内で小さなグループがいくつもできる感じって共通体験としてあるんじゃないかなあ。どうなんだろう。
社会人になってからはそんなことってあまり無くて、別に無くても困らないんだけど、あの名前だけで並べられてるのにそこから人間関係が広がっていく感じって楽しかった気がする。で、これを今の生活、例えば会社の同僚なんかで置き換えて考えてみると面白かったのだ。おれはこの人と最初に話してたのかな、とか。
僕は別に中学とか高校だからといって必ずしも楽しいものだとは思わないけれど、なんとなく、ああいう風景を見ていたっていうのが今になってありがたいもののように思えてきたのです。なんとなくセンチな気分になったのでこれを”甘酸っぱい”としておきたいと思います
I'm watching you
タイトルは1984ですが早川書房に思いをはせていたところハリ・セルダンに憧れる人はいてもカレルレンに憧れる人っていないよなじゃあおれがなろうブログの名前も変えようと思ってこのエントリ上げた後に変えますご機嫌いかがでしょうかこんばんは。
なんだか今日のはてな村を見ていると飲食店のキャンセルで盛り上がっていて、まあ当事者が「めんどくさいこと」と断って書くぐらいなのでそれはもうめんどくさいのですが、日常的にめんどくさがられているわたくしにおきましてはこの世にはこんなにめんどくさい人もいるのかと感動いたしまして、おお同志よ!と肩を抱いて喜びたくなりました。そうそう、そういうこと言いたくなるなるですよね。せっかくなのでリンクも張ります。
あとツイッターの件もありがとうございます。
最初のやつ、スイカを連想して「スイカそんなに食わねえし全然違うじゃねえか」と思ってたけど、おれそういえばクラブでバナナを皮ごと食ったことがあるんだった。なにこれすごい。最後のやつはドンピシャ https://t.co/izLjgTNL5k
— MATSUSHIMA K-point (@carbonphilia) 2016年11月2日
ツイッターといえば、オモコロでこんな記事が。
今の時代ではあっても不思議ではないですが、こういうことってあるんですね。この記事では思春期恥ずかし系ギャグとして締めてますが、こういう監視社会についに到達したかという感慨もひとしおであります。ぼくの会社は給与明細が電子化されていて、更新されたらすぐメールで案内が来るのですが、そこに「いつもごくろうさまです。これからもがんばってください」とか書かれてるわけですよ。一斉送信のメッセージにこういう情緒に訴える感じのことが書いてあるの、大変にディストピア感があってよいですね。
要するに何を言いたいのかというと、今日宴会の席でこのブログを書いてることをぽろっと言いましたら「キモい」「キモい」と言われまして、なにおう、いつぞやのエントリでは「エモい」「エモい」と書かれたもんね!とぷんすか憤りワックス無しでも怒髪天を衝かんばかりに怒っていたのですが、上記リンクのような予想外の反応に困ってる人とか、恐怖の監視社会を見てなんだか落ち着いたので良しとします。今日一緒に飲んだ人、このブログにたどり着いてたら連絡くださいね。うふふ
最近買った本
残業しまくりでお金入りまくりなので本買いまくりですよ。ヒエーッ!
- 作者: ジュリアン・バッジーニ,ピーター・フォスル,長滝祥司,廣瀬覚
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はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」
はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」
1. はてなブログを始めたきっかけは何ですか?
何か書いてやろうとか、表現してやろうみたいな衝動はあったもののどうしていいかわからず、自分で日記を書いたりとかはしてたのですが、これブログでやればよくね?と思って勢いで作ったんだったと思います。あと勉強の進捗とかプログラミングのコードとかポエムとか雑多に集めたポートフォリオ的なものを作りたかったんだと思います。あとデイリーポータルに投稿したかった。
2.ブログ名の由来を教えて!
「逆境ナイン」という漫画に亀谷万念というキャラがいまして、王貞治に憧れる男なのですが、彼は亀谷万年堂のナボナ(「お菓子のホームラン王」でおなじみのブッセ的なやつ)が好きなんですね。それを見て実際にナボナを食べたらおいしくて、あとイタリアのナヴォーナ広場が名前の由来というのもかっこよくて、以来「ナボナ」という名前がすごく印象に残っていたのです。ただこのナボナ、パサパサしてるわけではないものの食べるとお茶がほしくなる感じでして、これを砂漠で食べるとしたらさぞ鬱陶しかろう、というのがブログの名前を考えているときに思いつきまして、今に至ります。
3.自分のブログで一番オススメの記事
ダントツでこれ
デイリーポータルに投稿したいとは思いつつ、でもなかなかかけない日々か続いていたころ、新人賞の記事募集を見て重い腰を上げて書いたエントリ。かなり足を使ったのでそれなりに思い入れがあるのですが、賞にはかすりもせず。でもこういうぼんやりした思いをかっちりと書いた記事が好きです。またこういうの書きたい。
4.はてなブログを書いていて良かったこと・気づいたこと
はせおやさい氏も言ってますが、自分の身に起こったことを過去にしてしまえるのはすごくいい。前までは割と嫌なことがあると「あんなつらい出来事をいい思い出などにしてなるものか」みたいなことを考えてるめんどくさい奴だったのが、とりあえず文字にして処理してしまおうと思えるようになりました。たくさんの人に読んでもらえたこれ
の元ネタも割と痛みを伴う出来事だったわけですが、それを書いてみたら「エモい」「切ない」「エモい」と普段めったに頂戴しない感想をもらえて、自分の中でも「ああ、そういう出来事として受け止めてよかったのか」みたいに思いました。自分への自信のなさのせいか、自分の抱いた感情に対して、こんなことを自分は思ってはいけないと思ってしまうことがたびたびあるのですが、自分がいくつか特定の感情を抱くことを肯定してもらえたような、そういう体験でした。あと、ぼくは大学で割とクソまじめに文章の書き方を身に着けてきたので、根拠も説得力もないような文章を書くのは恥だとか思ってきたのですが、自分の感情などというあいまいなものベースでも読んでくれる人はいるのだと知れたこともうれしかったです。
5.はてなブログに一言
「はてなブログはSEOに強い」のかはよくわかっていないのですが、楽しく利用させていただいております。はてな村なんて七面倒くさいものが形成されて大変だとは思いますが、運動と瞑想と野菜350g(オキシトシンと筋肉はオプション)でがんばってください。
今日買った本
デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
- 作者: エドワードヨードン
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/09/12
- メディア: Kindle版
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WIRED VOL.25/特集 The Power of Blockchain ブロックチェーンは世界を変える
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- 発売日: 2016/10/11
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
上から3冊はブックオフで買いました。急に中西準子「環境リスク学」がほしくなって、そういえば前に東京のブックオフで見たな、なら名古屋のブックオフにもあるんじゃないかと思って行ってみたら無かった(そらそうよ)けど、そこそこ欲しかった本が買えてよかったです。ここ最近ブックオフでの当たりを見つける確率が高いのでうれしい。「不格好経営」はすぐ読めそうだから早いうちに読んでしまおうと思います。下2冊は新品で買いました。「企業会計入門」は、いよいよ会計のこととかわかっておいたほうがいいかなと思って買いました。学生のころに簿記の勉強とかする人を見ては「就職に役立つから、なんていいながらあんなどうでもいい資格を取ろうとはなんと安易な選択か。ばかめ!」などと失礼なことを考えていたことに関してはお詫び申し上げます。とはいえ、簿記と会計はまた違うものですしぃなどと言い訳など。wiredはスノッブ臭がきついのでこれまではweb版を読むだけにとどめていたのが、アントロプノス「ビットコインとブロックチェーン」に挫折したので、その勉強用にと思って買いました。ちらっと読んでみるとブロックチェーン関連の用語は明確に定義されてないものも多いとのことなので、アントロプノス本冒頭の用語解説でぼくが挫折したのも無理はなかろう、ということにしておいてください。
今日買った本
お勉強の本と、いよいよ二村ヒトシに手を出したかというラインナップになりました。お勉強用の2冊は何度目の正直かという決意表明ですが(42回目ぐらい)、林ミクロは大変に挑発的な本(ということは以前から知ってるくらいには興味があったのに読んでなかった)なので読むのが楽しみ。また個別にエントリを書くかもしれません。そして「すべてはモテるためである」を読まなければはてな村のポエマー界隈ではやっていけないと思いこれも購入。「お前は気持ち悪い」と何度も断言されるということがどういうことなのか身をもって体験したいと思います。